ザプラスコラム

プロテーゼNGの方必見!鼻筋を細く美しく整える方法

2025.06.18

「鼻筋を細くしたいけれど、プロテーゼには抵抗がある…」
「正面から見たときの鼻の印象をすっきりさせたい」
そんなお悩みに効果的なのが、「鼻骨骨切り幅寄せ」という手術です。
今回は、初心者の方にもわかりやすく、池院長に鼻骨骨切り幅寄せの魅力を解説していただきました。

鼻骨骨切り幅寄せとはどんな手術?

鼻骨骨切り幅寄せとは、鼻骨びこつを骨ノミやピエゾサージェリーという超音波メスの機器を使用して、骨に切れ目をいれて内側に寄せたり、鼻根や鷲鼻を削る手術となります。鼻骨びこつは、鼻中隔とともに鼻筋の骨格を形作っている薄い骨です。一般的に鼻骨びこつが大きかったり幅が広いと、お鼻が大きく見える原因になります。

鼻骨骨切り幅寄せは、どんな人が適している?

鼻骨骨切り幅寄せは、次のようなお悩みをお持ちの方におすすめです。
・鼻が全体的に大きく、鼻筋も太く見える方
・鷲鼻と鼻背びはい(鼻筋)の幅を一緒に改善したい方
・鼻が曲がって見える(斜鼻)の方
・プロテーゼを使用せずに自然に鼻筋を細くしたい方

鼻骨骨切り幅寄せはどのような手術か

当院で行う鼻骨骨切りは、骨ノミを使うケースとピエゾサージェリーを使用するケースがありますが、患者様の状態に合わせて行う方法が異なります。今回は骨ノミを使って行う「鼻が全体的に大きく、鼻筋も太くみえる方」のケースで、手術方法を解説します。

まず、カウンセリングにて患者様の鼻骨の幅を確認後、鼻背びはいのどの位置から、どの程度幅を寄せるかを判断します。次に鼻背びはい横の皮膚に小さい穴を開け、骨ノミを用いて鼻骨に切り込みを入れ、鼻骨を内側に寄せていきます。鼻骨の切り込みの入れ方は主に2つのケースによって変わってきます。

ケース❶
鼻背の頂点が細く、鼻背基部びはいきぶだけが太い場合鼻背基部鼻背基部のみ骨切りを行い内側に寄せていきます。


ケース❷
鼻背の頂点を含めて鼻が全体的に大きい方の場合、二箇所に切り込みをいれて鼻背基部および、鼻背の頂点の周囲も内側によせてバランスを調整いたします。

このように患者様の鼻の形状と理想のデザインに合わせて鼻骨幅を整えていきます。
ピエゾサージェリーを使用したケースはまた別の記事で詳しくご紹介します。

鼻骨骨切り幅寄せをした症例

鼻骨骨切り幅寄せはその他の鼻手術と併用することが可能になりますので、お鼻の形を土台ごと整えたい方におすすめの手術方法になります。

症例❶
こちらの患者様は、鼻骨骨切りと鼻尖形成を組み合わせた手術をしました。
鼻骨が太い方は鼻骨骨切りだけでも鼻背(びはい)が細くなるので、スッキリとした印象になります。

症例❷
こちらの患者様は、鼻骨の幅を骨切り幅寄せにて調整し、もう少し高さを出すために側頭筋膜そくとうきんまくを鼻背に移植しました。鼻尖形成も同時に行っており、お鼻全体のフォルムが整ったのがわかりやすいと思います。

この方のように元々のお鼻が低い方はシリコンプロテーゼや、側頭筋膜そくとうきんまくや軟骨などの自家組織を鼻背に挿入して高さをだしながら、鼻を細く見せることも可能です。もちろん鼻骨骨切り幅寄せは単独で行うことも可能です。自家組織のみで行いたい場合や、プロテーゼを使用したいなど患者様のご希望とお悩みに合わせて手術方法をご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。

リスクやダウンタイムについて

鼻骨骨切り幅寄せはメリットもたくさんありますが、内出血が長引く可能性があることや、鼻詰まりが悪化するリスクなどのデメリットもしっかり把握する必要があります。当院では手術前に必ずCT検査を行いますので、鼻腔が狭い方は同時に下鼻甲介縮小かびこうかいしゅくしょう手術を行うことで鼻詰まりを予防することができます。

こちらの手術は見た目に影響はなく、骨と粘膜のボリュームを減らして空気の通り道を広げる方法になり、鼻骨骨切りを行っても呼吸に影響がないようご提案しておりますのでご安心ください。


今回は鼻骨骨切り幅寄せについて解説いたしました。ご紹介したのは複数あるケースのうちの一部の方法になりますので、斜鼻の方や鷲鼻の方の症例などを用いて、また別の記事でもご紹介してまいります。当院では、患者様一人ひとりの骨格に合わせて、最適なプランをご提案しております。「鼻筋の印象を変えたい」「横幅が気になる」と感じたら、まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。

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