ザプラスコラム

中川志保先生の実力と魅力を大公開!

2024.07.23

 今年2024年4月にザ・プラスへ入職された中川 志保先生。当院では主に脂肪吸引・注入から眼瞼下垂や目の下のクマ取りなど、さまざまな目元の手術を執刀しています。自治医科大学病院(以下、自治医大)にて長年、名医のもとで手技を研鑽されてきた中川先生のこれまでのご経歴と、どのような想いで当院へ入職されたのか、インタビューさせていただきました。ぜひ最後までご覧ください。

形成外科医を目指したきっかけ

 父や祖父が医師であったこともあり、物心ついた時から医者になりたいと思っていました。幼い頃から現実的に物事を考えるタイプで、将来の夢はお花屋さんというような可愛らしい子供ではなかったです(笑)細かい作業が得意だったこともあり、内科よりも手術をする外科医に惹かれていた記憶があります。

自治医科大学病院での研修医時代、入局してからの道のり

 福島県立医科大学を卒業後、自治医大に研修医として所属しました。自治医大には、脂肪注入術を確立した世界的にご高名な先生をはじめ、難易度が高いとされる頭蓋顎顔面の骨切り手術で美容の形成外科を牽引する著名な先生など、本当に素晴らしい手技をお持ちの先生方が多くいらっしゃり、いつか自分もその技術を身につけたいと思い、後期研修医として励んでいました。    
 1、2年目に血液内科・消化器外科、救急や麻酔科などをローテートしてから、3年目でようやく念願の形成外科にて研修プログラムを受けることができました。研修中は憧れの手術現場において、毎日が驚きの連続で、すぐに形成外科への入局を決めました。超一流の先生方のもとで技術を学ばせていただきながら、腫瘍切除後の再建手術や、顎変形症を治療する両顎手術、脂肪注入、眼瞼下垂など、数多くの症例を経験させていただきました。

2022年に開催した頭蓋顎顔面外科学会にて「顔面萎縮性疾患に対する脂肪採取・注入」をテーマに学会発表されている様子

総合病院の形成外科新設メンバーに抜擢される

 総合病院の形成外科新設に携わったこともありました。外来も手術も2人体制で対応していたため、大変だと思うこともありましたが、ここでの経験は非常に貴重でした。乳房再建に関しては、自家組織・シリコンバック・脂肪注入などを含め、週2〜3人のペースで行っていました。
 中でも、特に思い入れのある大学病院での症例があります。その患者さまは、生活に支障がなかったため良性の腫瘍を20年近く放置していたのですが、腫瘍の増大に伴い顔面変形が強くなり、視野狭窄も出てきたため手術が必要になりました。頬骨にできた海綿状の血管腫を骨ごと切除し、頭蓋骨の外板を移植して頬骨部分を再建するという8時間に及ぶ大きな手術でした。
 手術自体は非常にうまくいったはずでしたが、患者さまご本人が腫瘍のあった頃のお顔に見慣れていたこともあり、術後の変化に対する不安をご相談をいただき、術後も長期にわたるサポートが必要でした。この時、手術の成功が必ずしも患者さまの満足度には繋がらないという、形成外科医としての難しさを痛感しました。

自治医科大学病院、吉村浩太郎先生とのオペの様子
自治医科大学病院に在籍時代のオペ中の様子

ザ・プラス美容外科に入職を決めた理由

 これまで長年、大学病院では主に疾患における形成外科の手術をしてきましたが、名だたる師匠から整容性を考慮した治療を行うことの大切さを学び、それを極めるためには美容外科領域も極める必要があると考えていました。
 これまで数百件以上にわたり眼瞼下垂の手術をしてきましたが、ご年配の患者さまが、いざ手術してみると「実は昔から二重にしてみたかった」と目をキラキラさせながら喜んでくださることがよくありました。眼瞼下垂の手術をする前は、落ちてきたまぶたで視界が悪くならないように、まぶたにセロハンテープを貼って生活されていた方が、手術した後にお化粧やお洒落をして、積極的にお出かけされるようになるんです。このような変化を日々目の当たりにする中で、患者さまが「もう私なんて・・・」と、後ろ向きに思うよりも、自分らしくポジティブに生きることができる、そんなお手伝いがしたいと思っていました。
 そのような中、自治医大を退職することになったタイミングで、入局当初から一緒に勤務をしたことがあるザ・プラス美容外科 代官山院の池院長からご連絡をいただき、入職することを決意しました。

眼瞼下垂のオペの様子

池先生の印象は?

 初めてお会いした時から、とにかく優しい先生という印象です!なんでも相談できるお兄さん的存在で、たまに怒らせた時もあるかなと思うけど、全然怒りません(笑)。自治医大でお会いしてから10年以上経ちますが、当時よりも技術のレベルが、さらに高まっていて立派な先生になられているにも関わらず、奢ることなく今まで通り誰に対しても、思いやりがある素晴らしい先生です。

池院長と症例に関してカンファレンスしている様子

患者さまと接する際に心がけていること

 私が常に心がけていることは「患者さまファースト」です!医師として患者さまに選択肢を提供するだけでなく、患者さまと一緒に最善の方法を考えることが大切だと思っています。形成外科の手術は疾患にもよりますが、手術自体をするか、しないか、どのような手術をするかを患者さまが選べることがあります。例えば、乳がんで乳房切除した患者様は、乳房を再建することも選択できますし、シリコンバックで再建することも、乳輪乳頭を再建するか、しないかも患者さまが選択できます。だからこそ私は、患者さまが最善の選択ができるよう、寄り添うことを大切にしてきました。このマインドはザ・プラスに入職してからも大切にしております。
 カウンセリングは緊張すると思いますが、患者さまには常にリラックスしてお話してほしいと思っていおりますので、雰囲気づくりも大切にしています。余談ですが、私のリラックス方法は多肉植物を育てることです(笑)

目の下のクマ取り(下眼瞼脱脂)のカウンセリング

形成外科医、美容外科医としての展望

 病気の治療はマイナスの状態からスタートし、ゼロをプラスの状態にすることができます。しかし、美容外科では疾患のある方を治療しているわけではないため、今よりプラスの状態にするだけでなく、患者さまの希望に応える結果が求められるという難しさがあります。
 さらに美容外科領域の手術は、流行り廃りもあるので、形成外科専門医を取得しているから良いというわけではなく、常に最新の情報に触れ、学術的に学び、技術を磨き続けなければなりません。だからこそ、現状に満足せず、よりいっそう患者さまの人生のために、邁進していきたいと思っております。


 中川先生、ありがとうございました。

中川先生がこれまで歩まれてきた道のり、患者さまへのあたたかい想いが伝わるインタビューでした。一流の名医達のもとで研鑽された技術と豊富な経験、患者様一人ひとりの人生のために真摯な姿勢を持ち続ける中川先生のご活躍に、多くの患者さまが惹かれると思います。
 中川先生の入職が決まった際、「技術力だけでなく、人柄においてもとても信頼できる後輩が入職してくれて、また一緒に働けることがとても嬉しい」と池先生も大変喜ばれていました。院内でも常に明るく、笑いが絶えない親しみやすさにスタッフからも好評です!
 目元の印象を変えたい方や自家組織で理想のボリュームを手に入れたい方は、ぜひ一度中川先生のカウンセリングにてご相談ください。

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