ザプラスコラム

永江先生のインタビュー記事

2025.02.04

 2023年5月にザ・プラス美容外科名古屋院院長に就任された永江 俊介先生。当院では主に二重埋没・眼瞼下垂や目の下のクマ取りを始めとする目元の手術から、脂肪注入・ヒアルロン酸やボトックスなどの注入系の施術で高い評価をいただいています。
 今回は「患者さまの未来を見据えた医療の提供」を目指す永江先生の、これまでのご経歴と、どのような想いで患者さまと向き合っているのか、インタビューさせていただきました。ぜひ最後までご覧ください。

医師を志したきっかけ

 両親は医療従事者ではありませんでしたが、ユニセフや発展途上国の里親制度への募金活動に取り組む両親の影響を受け、子供たちの未来を救いたいという思いを抱くようになりました。医師になりたいと思った原点は、小学5年生の時に両親から贈られた「国境なき医師団」の本です。特に外科医の働きに感銘をうけ、医師を目指すようになりました。

形成外科の道を選んだ理由

 研修医時代は、外傷の縫合処置をした際に「縫合が綺麗だ」と褒められることが多くありました。もともと手先が器用だったこともあり、傷跡を綺麗に治療する技術に特化する形成外科に強く惹かれるようになりました。
 また、形成外科では先天性疾患(口唇口蓋裂や頭蓋縫合早期癒合症など)を扱うことが多く、未来を担う子供たちに関わる機会が多い点にも魅力を感じました。学生時代には小児外科や脳外科を志望した時期もありましたが、自分の得意分野を最大限に活かし、やりたいことを幅広く実現できる形成外科の環境が自分に最適だと確信し、この道を選びました。

美容外科への新しい挑戦と現在

入局して3年目、形成外科医としてステップアップするためには、美容領域の技術を向上させる必要があると考えていました。この想いを上司であり、かつ形成外科、美容外科業界でご高名な井上准教授に相談し、本格的に美容外科医としての学びをスタートしました。
 以来、医局での多忙な形成外科の診療をこなしながら、休日を返上して無給で美容外科クリニックでの手術見学やバイト勤務に取り組みました。技術を磨くために多くの経験を積むことは重要ですが、妥協は一切せず、自分に手術を任せてくださった患者さまに対してしっかり責任をもつことを心に決め、努めてきました。
 そして2023年5月、藤田医科大学形成外科との初の提携美容クリニック「ザ・プラス美容外科名古屋院」が新規開院し、院長に就任いたしました。

医師としてのやりがい

 大学病院時代も、今でも、患者さまの「笑顔」と「先生に手術してもらってよかった」という言葉が何よりも励みになっています。大学病院ではイレギュラーな状況が多く、治療に悩むことも少なくありませんでした。それでも治療や手術が成功し、患者さまからお手紙をいただくたびに「頑張ってきてよかった」と心から感じていました。今でもそのお手紙の数々は、医師としてのやりがいを強く感じさせてくれる宝物です。
 医療では、どの処置にも合併症が起こる可能性があり、その際は「責任を持って適切に対応することが形成外科医としての使命だ」と形成外科で学びました。この学びは、予期せぬインシデントが起きた際に、最善の一手を考え抜き、最適な処置を行うよう努めることに活かされています。

患者さまと向き合うときに意識していること

意識していることは二つあります。
まず一つ目は、患者さまが何を望んでいるのかを診察中にしっかり引き出すことです。自分が童顔のせいもあり、「一見若く見えるけど、大丈夫ですか?」と尋ねられることもありましたが、丁寧に話し合い、向き合うことで安心していただけるよう努めてきました。
 ちなみに、「大丈夫ですか?」と声をかけてくださる患者さまほど、手術後に手紙をいただいたり、仲良くなれる事が多かったです。手術で成功したから信頼してもらえたということもあると思いますが(笑)、きっと本音で話してくれているからだろうなと思っていたので、自分も本音で患者さまと向きあうようにしていました。

二つ目は、将来を見据えた美容医療を提供することです。患者さまに満足していただくことはもちろんですが、治療後の将来も考慮しながらカウンセリングを行うよう心がけています。たとえば、ボトックスやヒアルロン酸注入ひとつにしても、リスクが伴う場合もあります。そのため、ただ注入するのではなく、筋肉の深さやリスクが起こりやすい部位への注入量を慎重に調整するなど、お顔の内部の構造や状態を把握しながら、施術後のことをしっかり考えて注入しています。
 注入系はリスクに対しての認識が甘い傾向があり、最近ではトラブルも増えているので取り扱いには十分注意をしています。

得意な手術

 目元の手術(下眼瞼脱脂、眼瞼下垂、二重切開など)は、印象が大きく変わるため、特にやりがいを感じます。一方で、目元の手術は左右差などの奥深い難しさがあり、慎重さが求められます。術後の印象をかなり左右するため、こだわりを持って相談にいらっしゃる方も少なくありません。だからこそ、カウンセリング、デザイン、手術後のケアもかなり慎重に行い、ナチュラルを心がけ一人一人に似合う目元形成をしています。

また、ヒアルロン酸やボトックスなどのフィラー系も得意です。すぐに効果が目に見えるので、施術直後に患者さまが喜んでいる姿を拝見できることが嬉しいです。涙袋ひとつとっても見違えるほど、可愛らしさが増すのでおすすめです!

今後の展望

ザ・プラス名古屋院が新設されて1年半が経ちました。院長として、目先だけではなく患者さまの将来を見据えた美容医療を提供し、レベルの高いクリニックにつくり上げることが目標です。これは、クリニックを立ち上げた際に、井上先生と犬飼先生に院長を任せていただいた自分の使命だと思っています。
 大学病院に在籍する形成外科医が美容外科を学ぶ機会・環境は多くはありません。そのため大学病院の形成外科が、美容クリニックと提携することは業界でも、注目されていると思います。このようなザ・プラスの取り組みがロールモデルとなり、形成外科医が美容外科の技術と知識をしっかり学び、社会に貢献できる仕組みが広がることを願っています。それにより、美容トラブルが減り、より多くの患者さまに安心して美容医療を受けていただける未来を目指しています。

永江先生、ありがとうございました。

藤田医科大学病院にて形成外科のいろはを叩き込みながら、美容外科医として腕を磨かれてきた永江先生。険しい道を歩んできたこととは裏腹に、いつも穏やかで、一つひとつ丁寧に対応され、院内・院外に多くのファンがいらっしゃる印象です。自分のお顔に似合う理想の目元を手に入れたい方、注入系の施術で印象を変えたい方、アンチエイジングを検討している方は、ぜひ一度、永江先生のカウンセリングにてご相談ください。(※代官山院には毎週木曜日に出勤されています。)

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