ザプラスコラム

輪郭形成術で整える、理想的なEラインとは

2025.06.30

 「正面は悪くないのに、横顔に自信が持てない…」
そんなお悩み、ありませんか?実は人に見られているのは、正面よりも横顔のほうが多いもの。中でも「Eラインが整っているか」は、横顔美人の大きなポイントになります。今回は、ザ・プラス美容外科で数々の輪郭形成術を手がける頭蓋顎顔面外科専門医の坂本医師が、「骨格から整えるEラインの作り方」に関して、わかりやすく解説します。

そもそも、Eラインとは

Eラインとは、エステティックラインの略で、横顔の美しさを評価するための基準線のことです。鼻先と顎先を結んだ直線のことを指し、このラインの内側に唇がおさまっている状態が理想とされています。Eラインが整っていると、顔全体のバランスが整い、横顔の美しさが際立つことが魅力です。

Eラインのバランスが悪い原因

Eラインが崩れてしまう原因は人によって異なりますが、主に以下の3つが挙げられます。
①顎が小さく後退している(小顎症)

②顎が前に出すぎている(いわゆる“しゃくれ”)

③鼻が低く、立体感に欠ける
これらの要素が重なると、口元が前に出て見えEラインのバランスが悪く見えてしまったり、のっぺりした印象になることもあります。

輪郭形成でEラインを整える方法

 輪郭形成でEラインを整える場合は、主にオトガイ形成の手術で横顔のバランスを整えます。オトガイはアゴ(顎)の中央のことを指し、オトガイ形成は顎の中央の骨を切る手術です。顎先の骨の長さや幅を調整するだけでなく、前後の位置を自由に移動して、お顔のEラインを整えたり、顎のズレも軽度であれば改善できるケースもあります。

オトガイ形成の骨切りと一概に言っても、「逆V字骨切り」「 水平骨切り」「 スクエアボックス型骨切り」など様々な骨切り方法があり、患者様のご要望にあわせて骨切り方法を選択しています。

オトガイ形成のメリットは、横顔の印象を大きく変えることができる点です。顎の位置を調整するだけで、フェイスラインが引き締まり、Eラインが整うだけでなく、小顔効果や若々しい印象にもつながります。一方、骨切りによる手術を希望されない場合は、シリコンプロテーゼや脂肪注入・ヒアルロン酸注入で対応できる場合もありますが、まずはしっかり医師の診察を受けて適用の可否を確認しましょう。

オトガイ形成による症例

 こちらのモニター患者さまは、顎が小さく、口元が前に突出している(口ゴボ)しているから、横顔のバランスを整えて立体感を出すことを希望されました。逆V字骨切りでオトガイ(顎)を前に前進させて、Eラインを整えています。Eラインが整うと、横顔に立体感が出て顔全体が引き締まった印象になります。

オトガイ形成単独か、輪郭3点形成か? 

よく患者様からお伺いされる質問です。もちろんオトガイ形成単独でフェイスラインが整う場合もあリりますが、1部分だけをよくするよりも、全体のバランスを見ながら調整できるVライン形成や輪郭3点形成を選ぶ方が多い印象です。
 例えば、オトガイだけ前にだすと、遠近感でどうしても顎が長く見えてしまうため、前に出すだけでなく骨を短く切除して前に出したほうが良かったりする場合は意外と多いです。ただ、顎の骨を短くした分、エラから顎先にかけてのフェイスラインの骨格に段差ができてしまうので、その場合はVライン形成でエラまで切ったほうが美しく整います。術後に理想と違ってしまったりしないよう、患者様の理想を伺いながら、擦り合わせをして術式を決める診察の時間は非常に重要です。

輪郭3点+鼻形成の症例

こちらのモニター患者さまは、輪郭3点で骨切りを希望されましたが、よりEラインを美しく整えるために鼻形成もされました。この方のケースのように、Eラインが整っていない原因が、顎が小さく、口元が前に出て見えるだけでなく、鼻が低いことも影響してる場合は鼻形成をおすすめしています。輪郭手術後に鼻形成の手術をすることを考慮して、顎は短くしすぎない程度に前に出しました。頬骨の張りも改善することで、綺麗な卵型の輪郭になっています。

術後は「マスクを外すのが楽しみになった」「横顔に自信が持てるようになった」といった嬉しいお声をいただいています。


 理想のEラインを手に入れたい場合、顎だけで改善するのか、それとも全体のバランスを考えて輪郭3点形成をするのか、それとも鼻形成もするべきなのか、患者様の状態や要望によって適用や治療プランは変わります。ザプラス美容外科では、輪郭形成術に特化した形成外科専門医が診察・カウンセリングを行い、顔全体のバランスを見ながら最適な方法をご提案しています。理想のEラインを手に入れたい方、適切な治療方法に悩んでいる方はぜひ一度カウンセリングにお越しください。

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