切開フェイスリフト

切開フェイスリフトとは？

切開フェイスリフトは、しわやたるみ・皮膚の余りなどのお悩みを軽減し、
より若々しい印象を取り戻す手術方法の一つです。

SMASを垂直方向に挙上し、皮膚は斜め方向に引き上げ、
余った皮膚を切除し縫合していきます。

患者様の状態に応じて複数のアプローチ方法があり、当院では主に３種類の方法がございます。
たるみ状態やお悩み箇所に応じて手術方法を判断し、切開・剥離範囲も決定していきます。

切開フェイスリフトの種類

こめかみ～耳の前の皮膚を切開して、耳前から下顔面の皮下を剥離します。

SMASの下層は剥離せず、SMASに糸をかけて、引き上げます。

頬まで広範囲を剥離して、糸で引き上げる方法もございます。

手術時間の目安：３時間

こめかみ〜耳の後ろまで皮膚を切開したのち、頬部、フェースラインの皮下を剥離します。
同様にSMASの下層も広範囲で剥離し、SMAS、及びリガメントの再固定を行います。
たるみの状態に応じて剥離範囲を調整します。余った皮膚を切除し縫合します。

手術時間の目安：６時間

耳の前から耳の後ろ方向に皮膚を切開し、頬部、フェイスラインの下まで剥離をします。
頬部のSMASは再固定を行い、フェイスラインのSMASは耳の後ろの骨膜に糸をかけて、引き上げます。
必要に応じて脂肪を取り除き、余った皮膚は切除し、縫合していく方法になります。

手術時間の目安：４時間

リガメントの処理

リガメントは顔の皮膚とSMAS筋膜と骨を繋ぐ靭帯です。
SMASとリガメントは、顔の皮膚にとって非常に重要な要素であり、
しわやたるみの原因とも深く関わっています。
表情を作る筋肉は、SMASだけでは弾力を維持するのが難しく、
リガメントがその弾力を支える役割を果たしています。