皆さんは「顎変形症」とは、どのような症状かご存知ですか?
一般的には馴染みのない病名でしたが、近年YoutubeなどのSNSの活発化で耳にする機会が増え、自分にも当てはまるかもしれないと悩んでいる方は多い模様。
そこで!慶應義塾大学病院在中、ザプラス美容外科で輪郭形成や顎変形症を執刀する、形成外科専門医及び頭蓋額顔面外科専門医の坂本先生に詳しく聞いてみました!
Q、顎変形症による目に見える顎のズレを整えたい場合、歯科矯正だけで
治療は可能なのでしょうか。
A、歯科矯正で移動できる範囲は本当に数ミリになってきますので、1cmほど骨を移動させたい場合などには限界があります。例えば、歯茎が見えてしまう状態のガミースマイルの改善には、上顎を短くするしか治療方法はないので、歯科矯正単独での治療は難しく外科治療と合わせて行っていく必要があります。
成長する過程で噛み癖が影響し、下顎の長さは変わってきます。そのため、顎変形症によくあるパターンは上顎の骨格が長い状態や、下顎の長さが違うため顎が斜めに歪んでいる状態。この症状を治すには、やはり外科手術が得意とする範疇です。
坂本先生、丁寧に教えていただきありがとうございました!
顎変形症のタイプは様々なパターンがあるため、治療方法も多岐にわたるようですね。矯正と外科手術の併用が大半になるとのことですが、当院で矯正治療をせず輪郭形成で顎変形症による顔面非対称を治療したケースもございます。
詳しくは、こちらの「教えて池先生PART①輪郭形成で「顎変形症」によるコンプレックスは改善できる!?」にてご紹介しています。